贅肉の落とし方【マッサージ編】
贅肉は一度つくとなかなか取れにくいと言いますが、それは蓄えられるうちにどんどん固くなるからです。
マッサージで脂肪を柔らかくして燃焼効果を上げることが大切です。
なかなか落ちない贅肉
引用:https://dietplus.jp/public/article/news/20170124-313288
贅肉とは、消費されないまま体内に残ってしまったエネルギーが脂肪の塊となって蓄積したものです。
二の腕に、お腹に、腰回りに、お尻に…気付いたときにはたるんで醜い体型になっていたなんてこと少なくないですよね。
いざ贅肉を落とそうと、食事制限、筋トレ、ウォーキングなど様々な努力をしてみても、なかなか気になる部分の贅肉が落ちないという経験は誰もが一度はしたことがあるかと思います。
本来なら、摂取カロリーを抑え消費カロリーを上げるよう運動を行えばそれなりに効果が期待できるものですが、なかなか贅肉が落ちない場合、脂肪が固くなってしまっていることが原因だと考えられます。
自分のお腹や足などの贅肉を触ってみてください。
プニプニとつまみやすい脂肪ではなく、固くつまめないような脂肪がついていませんか?
実は柔らかい脂肪よりも固い脂肪の方が燃焼されにくいため、固くなってしまうとなかなかとることが難しいのです。
脂肪が固くなる原因
引用:http://diet-de-yasetai.jp/nayami/cellulite
では、なぜ脂肪が固くなってしまうのでしょうか。
それは、リンパの流れが悪くなっていることが大きな原因だと考えられます。
リンパは体内の老廃物を流し排出する役割がありますが、リンパの流れが悪く詰まっていると、老廃物が排出されず体内に溜め込んでしまいます。
老廃物は脂肪とくっつきやすいので、脂肪の周りに老廃物がくっついてしまい、そこにまた新たな脂肪がついてを繰り返して固くなってしまうのです。
固いだけならばまだマシですが、太ももなどの皮膚がボコボコとしている場合、脂肪と老廃物がくっつくのを繰り返した結果セルライトになってしまっている可能性があります。
セルライトは落とすのが本当に大変です。
また、脂肪は体が冷えると固くなる性質があるので、冷え性の人は足がむくんでしまったりして、脂肪が固くなります。
特に冷えやすい足やお腹などは脂肪が固くなりやすい部位です。
そして、運動不足も脂肪を固くする原因です。
脂肪は体を動かさないと固くなりやすいので、普段からほとんど運動をしない人も脂肪が固くなっている可能性が高いのです。
脂肪を柔らかくするには
引用:https://woman.excite.co.jp/article/beauty/rid_E1416183259135/
凝り固まってしまった脂肪は効率よく燃焼されないため、脂肪を燃焼し贅肉を落とすためには、まず脂肪を柔らかくほぐしてあげることが大切です。
その方法として有効なのが、マッサージです。
マッサージと言うとエステやマッサージ店に通ってプロによる施術を受けるのかと思いますが、自分で家で行える程度のマッサージで十分です。
自分で行うマッサージの目的は、リンパの流れを良くして老廃物を流してあげること、血行を良くして体を温めること、この2つです。
血液は心臓から出発し心臓へ帰るので、その流れと同じように流してあげるようにしましょう。
例を挙げると、足のマッサージをするならば下から上へ押し上げるようにマッサージします。
腕ならば指の方から脇の方へ向かうようにします。
力はそんなに入れる必要はなく、指で抑えるというよりは、手のひら全体を使って血液を流してあげるイメージで行います。
この2点を意識すれば、自分でも効果的なマッサージを行うことが出来るのです。
また、前述したように冷えは脂肪を固くする原因なので、マッサージによって効率よく体温を上げるには、お風呂上がりやお風呂に浸かりながらなど、血行が良くなっている状態のときに行うとよりマッサージの効果を上げることができます。
マッサージは、やるだけで脂肪を燃焼させる効果のあるものではなく、あくまで脂肪を柔らかくして燃焼しやすくすることが目的ですが、老廃物がたまっていたり血行が悪くて普段から慢性的にむくんでいる人は、マッサージを行うだけですっきりして、見た目も違ってきます。
柔らかくなった脂肪は運動などで燃焼しやすくなるので、ただ運動をしても落とせなかった贅肉も落とすことが出来るのです。
では、具体的なマッサージ方法を部位ごとにご紹介します。
マッサージ方法 脚編
①足裏を10秒押す
引用:http://www.sukoyaka-zoo.com/asiura
足の裏は全体重がかかる場所であり、心臓から1番遠い場所なので、老廃物が溜まりやすく、またとても疲れやすい部位です。
両手で足裏を包み込むようにして10秒押します。
このとき指の先で押すのではなく、腹を使って優しく血流を流すイメージで行います。
痛みが強い場合は痛くない力加減で行いましょう。
②足の甲を10秒押す
引用:https://kango-oshigoto.jp/media/article/654/
足の甲は骨ばっていて押しにくいかもしれませんが、むくみを取るツボなどがありリンパマッサージにはとても有効なので、足の甲もしっかりマッサージしましょう。
足の裏と同じように手のひらで包み込むように10秒でなるべく多く押します。
同じ力加減でも痛いところとそうでないところがあるので、痛みのあるところは力を弱めて行います。
③足の各指を付け根から先に向かって流す
引用:https://www.ligoo.jp/body/1409
足の指にもツボがたくさんありマッサージするととても効果があるので、一本ずつ丁寧にマッサージします。
必ず指の付け根から足の先に向かって各10秒ずつ流すように指の腹で押します。
④ふくらはぎのリンパマッサージ15秒
引用:http://rinpa-mukumi.jp/mukumi/mukumi_calf.html
足首から膝裏のリンパに向かって、老廃物や血流を流すイメージで左右の手で指の腹を使ってさすり上げます。
必ず足首から膝裏への方向を守り、指先で押すのではなく腹で流すイメージを大切にしてください。
ふくらはぎは特にむくみやすい部位なので、各15秒かけてなるべく流す回数を多くしましょう。
⑤太もものリンパマッサージ15秒
引用:http://www.urehada.com/20160227/1492/
今度は膝裏から太ももの付け根に向かってリンパマッサージを行います。
ふくらはぎと同様に、手のひら全体を使って左右の手でさすり上げていきます。
ここでも押すのではなく、手のひらをピタッと肌にくっつけて流してあげるイメージで行います。
内腿も外腿もどちらも各15秒かけて行いましょう。
脚はむくみやすい反面、セルフマッサージを行うのも比較的やりやすい部位です。
血行が良くなっているお風呂上がりなどにクリームをたっぷりつけて行うことをお勧めします。
クリームをつけないとうまく血流を流すことができず押してしまいがちなので、マッサージオイルや保湿クリームなどをうまく活用しましょう。
また血行が良くなっている時に行うことで、よりスムーズに老廃物を流すことができ、体をさんから温める事も出来ます。
冷えはむくみの大敵であり、むくみは脂肪を固くする原因になるので、血行促進や冷え防止の効果をリンパマッサージで高めましよう。
マッサージ方法 腕編
①ほぐす
引用:http://ninoude-yase.com/massage.php
まずは、固くなった二の腕の脂肪を柔らかくほぐすことからです。
1.脇の中央を指で押したりさすったりします。
2.片腕を手の甲を上にして水平に持ち上げ、指先から脇の下に向かって親指の腹で円を描くように流していきます。
3.2を5回行います。
4.反対の腕も同様に行います。
この時必ず指先から脇に向かって一方向に行い、また押すのではなく流してあげるイメージを持って行います。
②しぼりあげる
ほぐした後は、腕に溜まっている老廃物をリンパに向かって絞り上げて流していきます。
1.片腕を手のひらを上にして水平に持ち上げます。
2.反対の手であげた方の手首を軽く握り、あげた方の腕は内側に、手首を握っている手は外側にそれぞれひねりながら、脇の下まで絞り上げていきます。
3.2を5回行います。
4.反対の腕も同様に行います。
これも必ず一方向に行い、脇の下までしっかり絞り上げましょう。
③毒素を流す
引用:http://debusotsu.jp/2121
最後は、ほぐして血流をよくした腕の老廃物を一気に流していきます。
1.片腕を手の甲を上にして水平に持ち上げます。
2.もう一方の手は握りこぶしを作り、その指の第二関節を使って手首から脇の下まで一気に老廃物を流すイメージで滑らせていきます。
3.腕全体5回流して、反対の腕も同様に行います。
ほぐす、しぼる、流すという一連のマッサージを各腕ごとに行いましょう。
また絞ったら流したりする際には肌が摩擦で痛いので、腕のマッサージでもオイルやクリームを使い、結構なよくなっているお風呂上がりなどに行うと良いでしょう。
マッサージ方法 お腹周り編
お腹周りには臓器やそれを守る肋骨などがあって自分ではなかなかマッサージしにくい部位ですが、やり方を覚えて仕舞えば簡単なので是非やってみてください。
①体の中心をさする
引用:http://naturaltime.co.jp/selfcare/218
体の中心ラインを胸の下から恥骨あたりまで両手のひらで交互にさすり下ろします。
このときさする程度で、決して押したりしないよう注意しましょう。
②肋骨に沿ってさする
引用:http://www.uwaalliance.com/massage/
親指以外の4本の指を使って肋骨に沿って、みぞおちから脇腹まで八の字を描くようにさすります。
③お腹全体をさする
肋骨に沿って指ならを使い、お腹全体を円を描くようにさすります。
④動かしながらさする
引用:http://gooschool.jp/magazine/g004/c0035/contents-relaxation_002/
腰を左右にひねりながら、右手は左脇腹に、左手は右脇腹において横に大きくさすります。
手のひら全体を使って優しく行いましょう。
ひねるという動作が大切なので腰をしっかりひねりながら行います。
⑤お腹全体をたたく
引用:http://naturaltime.co.jp/selfcare/218
手のひら全体を使ってお腹のたるみの気になる部分を中心に痛くない程度にたたきます。
お腹のマッサージに関しては、他の部位よりも優しく力加減も弱めに行いましょう。
押すのではなくさすって、血行をよくし、お腹を温めてあげるイメージで行うと良いでしょう。
まとめ
マッサージなんかでは、凝り固まった脂肪を自分でほぐすことなんてできないと諦めてしまいがちですが、1日の疲れはその日のうちに対処しないとどんどん蓄積され、老廃物が脂肪とくっついて、日を重ねるごとに燃焼しにくくなってしまいます。
立ち仕事の人はもちろん、デスクワークも血行が悪くなりむくみがちなので、毎日お風呂の後には、固く落ちにくくなっていると感じる部位をしっかりマッサージしてあげましょう。
むくみが取れすっきりしますし、血行も良くなり冷え防止にもつながります。
マッサージをすれば脂肪が取れるわけではありませんが、マッサージをして柔らかくしてあげなければ、せっかく運動したり食事制限をして体重が落ちても贅肉は願ったようには落ちてくれません。
マッサージで贅肉を効率よく落とし、理想の体型を手に入れましょう。