贅肉の落とし方【全身編】
全身についてしまった贅肉を効果的に落とす方法はないの?
そんなあなたのために全身を引き締める方法をご紹介します。
Contents
贅肉がつく原因
引用:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11006004641&GroupCD=0
下着からはみ出るお肉、パンツ上に乗っかるお腹の贅肉、ノースリーブも着れないたるんだ二の腕、私たちを悩ます全身の贅肉ですが、そもそもどうして贅肉は付いてしまうのでしょうか。
人間は食事を摂ると中性脂肪というものが体の中で作られます。
中性脂肪は、体内の糖質が不足すると、次のエネルギーとして消費されるいわば備蓄エネルギーのようなものです。
この中性脂肪が消費されないままだと脂肪細胞の中にどんどん蓄えられていきます。
今か今かとエネルギーとして燃焼される日を待ちながら使われることなく上から上から蓄えられてしまった結果が贅肉として現れるのです。
つまり、摂取カロリーが消費カロリーを上回ってしまうと、消費しきれなかったエネルギーがどんどん蓄えられて余計な脂肪として体のあちこちについていくというわけです。
そして、一度付いてしまった贅肉はなかなか取るのが難しく、食事制限により摂取カロリーを抑えるだけでは、体重は減らせても、自分が引き締めたい部位を引き締めることは難しいのです。
贅肉がつく順番と落ちる順番
引用:http://www.cqdjjxh.com/category1/entry5.html
贅肉にはつきやすい部位というのがあります。
また、落ちやすい部位というのもあります。
付いた順に、または一気に落ちてくれればいいのですが、そうではないために理想とするようには贅肉は落とせないものです。
贅肉のつきやすい部位というのは、男性と女性でも違います。
脂肪には内臓脂肪と皮下脂肪という2種類があります。
内臓脂肪は内臓の周りについて、生活習慣や加齢の影響を大きく受けやすく、男性につきやすい脂肪だと言われています。
お腹をつまんでプニプニとつまめる場合にはこの内臓脂肪が多くついている可能性があります。
一方皮下脂肪は、皮膚のすぐ下につく脂肪で、体を温めたり外の衝撃から体を守る役割が大きい脂肪で、女性は比較的皮下脂肪がつきやすいと言われています。
脂肪は備蓄エネルギーとしての役割があると前述しましたが、体内のエネルギーが不足するとまず内臓脂肪が使われ、そのあとで皮下脂肪が燃焼されます。
つまり内臓脂肪が多くついている場合と皮下脂肪が多くついている場合で、脂肪が落ちるスピードも変わってくるのです。
引用:https://lineblog.me/britney/archives/13098705.html
個人差はもちろんありますが、一般的には、
お尻→腰→お腹→胸→太もも→上腕→ふくらはぎ
の順に脂肪は付いていくそうです。
そして、落ちるのはこの全く逆で、
ふくらはぎ→上腕→太もも→胸→お腹→腰→お尻
の順に落ちていきます。
よく、お腹のたるみが気になってダイエットしたら、胸から脂肪が落ちてしまったなんて話を聞きます。
これは、ついた順番と落ちる順番が全く逆なので、お腹の贅肉を落とそうとして、胸の脂肪が落ちてしまったというパターンです。
このように、脂肪にはつく順番と落ちる順番があるので、個人差はありますが、自分が望んだようには落ちてくれないのです。
では、全身を引き締めるためにはどのような方法があるでしょうか。
全身を引き締める運動
引用:https://www.pinterest.jp/pin/422423640029729060/
全身を引き締めるための運動として最も効果的なのは水泳です。
ハードに泳ぐというよりはゆっくりと長く泳ぐとより効果的なのですが、水泳は有酸素運動なので脂肪を燃焼するのにとても有効です。
また、水泳は全身の筋肉を満遍なく使う運動なので全身を引き締めるための運動として最も効果的だと言えます。
水泳のメリット①脂肪燃焼+筋力アップ
引用:http://www.kusanagi-sportscomplex.jp/facility/swim.html
水泳と言っても、クロールや平泳ぎが出来ない人でも、水中を歩くだけで陸上を歩くよりも負荷が更にかかるので、多くのカロリーを消費出来ます。
ただ歩くだけでと思うかもしれませんが、水中の場合は足を一歩前に出すだけでも脚だけでなくお腹や腰回りの筋肉も使います。
腕を振って歩くようにすれば腕や胸の筋肉も使います。
有酸素運動なので脂肪を燃焼することはもちろん、同時に筋肉を鍛えられるので引き締め効果に加え、代謝を上げより脂肪を燃焼しやすく出来るというわけなのです。
水泳のメリット②血行促進
引用:http://www.tondabayasi.com/blog/faq/2527.html
冷えや血行不良はむくみの原因や、老廃物が溜まる原因となります。
老廃物がうまく排出できないと、脂肪とくっついて、その上にまた脂肪がついてを繰り返し、結果セルライトとなります。
セルライトは本当に落とすことが難しく、燃焼しにくくなります。
そのため、血行促進し体温を上げることはとても大切なのです。
水の中は入るだけで1.3トンの水圧がかかると言われ、その中を歩くことで勝手に全身のマッサージが出来て、血流が良くなり老廃物が排出できます。
水泳のメリット③誰でも、いつでも出来る
引用:https://www.youtube.com/watch?v=mTJw7gvTF7U
あまりに体重が増えすぎてしまった人には、陸上でのウォーキングは下半身への負担が大きくてなかなか続けられません。
また、下半身への負担が大きいと、どうしても脚の筋肉ばかりがたくましくなってしまい、全身を効率よく引き締めることは難しいでしょう。
天候にも左右されますが、水泳は、浮力がかかるので体重が重くて陸上でのウォーキングがしんどい方でも行えます。
全身の筋肉を鍛えたいならば、平泳ぎやクロールを、スピードはゆっくりでいいので、30分以上継続して行うとかなり効果が望めます。
筋肉をつけるよりも脂肪を燃焼したいのであれば、水中ウォーキングをなるべく大股で歩くことを心がけ30分以上行いましょう。
かなりのエネルギーを消費することができます。
このように水泳は、目的が違っても、体重差があっても、天候がどうであっても、効率よく全身を引き締めることができるのです。
水泳ダイエットの注意点
全身の贅肉を落とすにはかなり有効な水泳ですが、いくつか注意点があるので必ず守って行いましょう。
1.入水前のストレッチ
引用:http://spaia.jp/column/swimming/1917
プールに入る前には当たり前のことかもしれませんが、体をびっくりさせないようにするという本来の目的の他に、ダイエット効果を高める目的もあります。
ストレッチにより、脂肪や筋肉をほぐした状態で行うとより脂肪燃焼が促進され、燃焼率が上がります。
2.正しいフォームで行う
引用:http://www.pinos-k.com/page1/?id=879
クロールを行うにしても、平泳ぎを行うにしても、ウォーキングを行うにしても、ただやればいいというものではありません。
お腹にしっかり力を入れて背筋を伸ばす意識したり、体の中心がブレないよう体の軸を意識したり、鍛えたい部分の筋肉を意識したり、意識1つで大きく効果は違います。
ウォーキングは大股で行うのが良いと前述しましたが、ただゆっくり大股で歩くのではなく、体の芯がブレないようまっすぐ背筋を伸ばして大股で速く歩くことを意識しましょう。
泳ぐ場合も、速く泳ぐことよりも、1つ1つの動きを丁寧に、ゆっくりでいいので正しいフォーム、姿勢を意識しましょう。
3.栄養不足、水分不足に注意
引用:http://yukoji.com/category5/entry40.html
水泳は本当に多くのエネルギーを消費します。
効果を高めようと一切食事を摂らずに行うと、エネルギーが不足しすぎて体は危険信号を出します。
すると、体は省エネモードになりなるべくエネルギーを使わないように溜め込み出します。
これではせっかく消費カロリーの高い水泳を行っても効率を悪くしてしまいます。
食べ過ぎはもちろんダメですが、三食きっちり食べ、エネルギーの補給を忘れずに行いましょう。
また、水の中にいると汗をかいて水分不足になっていることに気づかないことが多くとても危険です。
こまめな水分補給も忘れずに行いましょう。
まとめ
脂肪にはつく順番と落ちる順番があるため、全身の贅肉を落とすことがどれほど難しいかお判りいただけましたか?
落としたいと望む通りにはなかなか引き締められず、やみくもに運動を行い、つかなくてもいい筋肉がついてしまいバランスが悪くなることもあります。
水泳は、そんな全身の贅肉を落とすのにとても有効な運動なのです。
どうせ運動するならば、効率よく脂肪燃焼ができる方がいいですし、リバウンドも防ぎたいですよね。
水泳経験がなくても水中をウォーキングするだけでも陸上よりはるかに高い効果が期待できるので、全身の贅肉を落としたいと望むならば是非水泳ダイエットを試してみてください。